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迎撃地点の探知防止 PAC3擬装作戦 首都圏の基地巡回 防衛省方針 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070408-00000004-san-pol

迎撃地点の探知防止 PAC3擬装作戦 首都圏の基地巡回 防衛省方針 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070408-00000004-san-pol に関する記事です。
 防衛省は弾道ミサイルを迎撃するミサイル防衛(MD)システムの基幹をなす地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を航空自衛隊入間基地(埼玉県)に初配備したのを受け、定期的に、同基地から首都圏の他の配備予定基地や、東京・市ケ谷、練馬の両駐屯地などを巡回させるカムフラージュ作戦を展開する方針を固めた。訓練名目で頻繁に実戦並みの迎撃準備を行うことで、敵に動きを察知されにくくする。来年3月に首都圏防衛態勢が完全に整うまでの措置という。

 PAC3配備に伴い、防衛省が神経をとがらしているのは、システムを構成する発射機、レーダー装置、管制装置の着弾予想地点への移動だ。

 敵が、こうした日本側の部隊行動を察知すると迎撃ポイントの情報をつかみ、弾道ミサイルの標的を変えることも可能になる。

 衛星による探知を防ぐため、エンジンなどの熱が赤外線を発するのを防止する塗装が施されているものの、支援車両も含めて20~30両という車列の移動は隠しようがないからだ。

 特に、首都圏防衛態勢を形成する入間、茨城・霞ケ浦、千葉・習志野、神奈川・武山の4基地への配備が完了するのは来年3月末。それまでは弾道ミサイル発射の兆候が見えると、入間基地から迎撃ポイントまで移動しなくてはならない。このため、車列の移動をどう擬装するかが課題だった。

 そこで防衛省が考案したのが「巡回作戦」。訓練を名目にPAC3を配備予定基地と、東京23区をカバーするための拠点である市ケ谷、練馬などを常時移動するものだ。同時に、「一見するとPAC3との違いが分からない」(自衛隊幹部)とされる通常型のパトリオット部隊も頻繁に移動させ、敵の目を欺く作戦だ。

 また、敵国に弾道ミサイル発射の兆候が見えてから、初めてPAC3の移動が行われると、周辺住民はじめ国民が驚き、パニックが起きる可能性もある。巡回作戦には、平素からPAC3の移動を国民の目にふれさせることで、そうした事態を回避する狙いもある。

 弾道ミサイル迎撃では、通常、首相の承認(閣議決定)を経て防衛相が迎撃を命じる。ただ、これでは、「飛来の恐れ」の認定が難しいうえ、閣議決定時点で部隊行動が公になる。

 そこで、政府は3月23日、部隊指揮官の判断でも迎撃できる「緊急対処要領」を閣議決定。防衛省幹部は「実際の運用では緊急対処要領による迎撃が最も使いやすい」と、同要領による対処を基本にする考えを示している。その場合は、迎撃が行われれば、首相が国会に事後報告することになり、あらかじめ国民に対して情報を周知させるのは難しいのが実情だ。


<Yahoo!ニュースより>

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070408-00000004-san-pol

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2007/04/09(月) 15:55:59 | bogusnews